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どんたく雨日記(2002年)
 5月3日・4日は、GW期間の日本最大のイベント、「博多どんたく」が開催されました。
 誰が言ったか知らないが、「どんたく」あるときゃ雨が降る。そんな訳でか、今年も雨が降りました、ドシャ降りでした。屋外イベントの宿命とは言え、何で2日とも雨が降っちゃうの。
 どんたくの参加者の皆さん、関係者にスタッフ、警備員とお巡りさんなど、びしょ濡れで大変でしたね。お疲れ様でした。そして傘をさしても横なぐりの雨の中、濡れながら見ていた観客の皆さんもご苦労様でした。


 GWの週間天気予報では、全て晴天か曇りのはずだったはず。それが日に日に、曇り→雨と予報が移り変わり、前日には『今年も結局、雨か・・・。』とため息をつく始末。あ〜ぁ。

どんたく前日の5月2日

 この日は、大相撲の九州場所がある福岡国際センターで、「どんたく前夜祭」が開催されます。夕方から始まるのに、昼頃には結構な行列ができてました。

 その内容はと言うと、どんたく開催の式典とミス福岡の選考に、キム・ヨンジャといった芸能人のミニコンサート、また博多にわかや昨年賞を取ったどんたく隊の演技披露など、盛り沢山。
『ぼんち可愛い〜』とくれば、会場内は早くもお祭り気分。唄に合わせて観客席の手拍子も弾みます。


 そして劇団四季の「ライオンキング」まで駆け付け、印象深いミュージカルナンバーを披露してくれました。これを子どもに見せようと、整理券をもらうのに早くから並んだ、というお母さんもいます。かく言う私は本公演を観たくなり、早速次の日、チケットを購入しに行ってきました。

5月3日 どんたく初日

 博多どんたく本番の5月3日は、朝から小雨がパラついてます。そんなコンデションでも、各会場・街角では思い思いのどんたく隊が踊り祝ってます。もう、街中がこんな調子。

 このどんたく隊ですが、その参加資格は特に無く、衣装や内容の制限もありません。山車でも囃子でも、歌や踊りに仮装だろうと、何でも自由と大変おおらかです。
ただ、“祝い合う”という気持ちと、楽しくユニークな演技を心掛けて、どんたく隊は街を回るのです。


 さてお昼の1時、いよいよどんたく広場(通称 明治通り、この通りの下は地下鉄が運行している。)では、6時間に及ぶどんたくパレードが始まります。 ちょうど雨も止み、通りの縁に腰掛けて、今か今かと待ち構える。沿道の人いきれで、分刻みに蒸してきた。

 ところが、プログラムに滴がぽつぽつとにじんだかと思うと、雨粒は次第に大きくなり、もう冊子が読めないぐらいびしょ濡れとなり果ててしまいました。何というバッドタイミング。

 沿道の傘が一斉に開いた頃、パレードは始まったのです。


 パレードの先頭は、どんたくのルーツである「博多松ばやし」が悠然と進みます。

 この「博多松ばやし」の起源は古く、博多が日宋貿易の基地だった頃に、平重盛が没し、その報恩追慕で始められたという説もあります。その後、この行事も盛んになって、お殿様に年賀の挨拶をして、町中を祝って回りました。

 この日も朝から市中を、祝い回っていました。高貴な位を示す傘鉾を押したて、三福神が馬上に揺られ進んで行きます。

 それにしても雨足が一層強くなって来ました。元来馬は臆病な動物だから、歓声や雨音すら驚いてしまうのですが、訓練されているのか、カツカツと蹄鉄の音を残して前を通り過ぎて行きました。

 続くガールスカウトの女の子の隊列は、目を前に開けるのもつらそうだ。がんばれ、と沿道からも声援が飛ぶ。県警音楽隊とカラーガード隊は、さすがに整然と歩を進め、降りしきる雨をものとにしてない。帰ったら、楽器の手入れが大変だろうな。
そして会頭・市長・県知事のVIP車(人力車)と、昨日前夜祭で選ばれたミス福岡の3人のお嬢さんが乗った車が続きます。傘をさし、にこやかに手を振っている。


 降りしきる雨の中、パレードはまだまだ続く。半袖のポロシャツでは寒気がしてきた。沿道の人垣も、軒を探して散り散りになりました。

 薄暗い空と水たまりができた路面で、花自動車の電飾は、昼間でもキレイに映えた。そしてロボカップのどんたく隊は、巨大フロートとバルーンを引き、パレードの賑やかさを演出していた。

 その他、筑前琵琶保存会やしゃもじを叩く市議会の一行が、雨にも負けずに行進しましたが、結局パレードもここで中止になりました。皆さん、風邪ひかんごとね。

 雨天でパレードは中止になりましたが、どんたく隊は各ステージやアーケードの中、はてはひさしがあればその下で、エネルギッシュに踊ってました。
市議会場の前エントランスでは、阿波踊りの伴奏に複数のどんたく隊が一心不乱に踊っています。観客は関係者ばかりでしたが、つられる程の賑やかで、そこら一帯だけ明るい日差しが射しているようでした。いいな〜、この陽気さ。


 川端商店街を歩くと仏具店の中で、どんたく隊が踊っている光景が見え、水上ステージからはYOSAKOIソーランの鳴子が響いてくる。あちらこちらで歌謡ショーあり、博多にわかあり、もう街中がステージだ。

 結局、雨がやまないいまま、初日は暮れていきました。

5月4日 二日目

 日が変わっても天気は晴れず、断続的に雨が降りました。それがパレード(16時)前になって雨が止み、今日は大丈夫だろうとタカをくくってると、降るんですよねこれが、しかも開始直前になって。恨みでもあんの?

 ただこの雨も昨日よりはマシだ。観る方も恐らくヤル方も気持ちは一緒なのだろう。
衣装も楽器も構わず熱演するマーチングバンド隊に、観客も傘をさして一生懸命に声援を送り、今日は沿道の人垣も崩れない。幼稚園児のバンド隊も元気に演奏します。


 雨が容赦なく、バトントフラワーの激しい演技の中でも、またはどんたく隊の踊りの最中でも打ちつけますが、出演者の皆さん輝いてますね。

 街の熱気に、雨も蒸発したのか、やがて天気も回復していきました。

 雨にたたられた今年のどんたくも、総おどりになだれ込み、祭りのボルテージは最高潮に達しました。最後は、当然祝いめでた手一本で締められます。

 港から、花火の音だけがこだましてます。
 
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