 |
|
バーゲン狂走曲
|
1月末に、マイカル九州のサティとエレデ寿屋へ行って来ました。お目当てはバーゲン。
両社共苦しい経営状況でのセールスですが、せめて我々が協力できることは、バーゲンに駆け付け、ひとつでも多くの商品を購入させて頂くことです。
普通の家庭では奥さんの方が、“バーゲンが、三度のご飯におやつに昼寝、と同じくらい好き”ですよね。
ところがウチの奥さん、デパガ出身だからバーゲンに嫌悪感を持ってるんですよ。バーゲンの思い出が一種のトラウマとなってるんですかね。
開店と同時に、怒涛の様に押し寄せる奥様たち。きれいにたたんで陳列した商品も、ひっくり返され、奪い合いでグチャグチャになり、あるものは破れたりしている。閉店後は、散乱した商品やゴミを片付け、明日からの準備もしなければならない。思い出しても、うんざりする・・・と言っていたし。
しかしダンナの方は、バーゲン好きなんです。
インターネットのニュースに、サティと寿屋が同時にバーゲンを行い、初日は開店前に各店で数千人の行列ができたと記事が載った。
何と2割から5割引のセールで、一部8割引もあるとのこと。
そして、期間は金曜から日曜までだが、最終日まで商品が残っているかどうか ―店員談だとおぅ。う〜、負けられん!
前夜家族一同に、明日はバーゲンにいくぞ!と宣言した。
案の定カミさんは、「何を買うか決まって行くの?」と聞いてきた。「行ってから決める。」と行く動機として弱かったが、とにかくこういうことは室内で議論する問題ではない、現場だ現場に行かねば。
さて行く店を選ぼう。近くのサティは住宅地で駅も近くにあり、記事に大行列ができたとあった店だ。駐車場に入れるのも手間がかかる。それよりも郊外で、立地上不便なあの店がいいな、寿屋も近いし・・・。
当日は雨。好都合だ、出足も鈍るだろう。子供をたたき起こし、眠い、行きたくない、というさえずりは無視して出発。
無事、開店時間前に到着したが、想定より行列が短かった。いいぞ。
行列に並んで待つ間、カミさんが「寒いし、開いてから入ろう。」なんて言ってきた。
「馬鹿もんが、この行列の空気が判らんのか。」と思ったが、口には出さなかった。
いっときの静寂から、戦闘開始に向けたソルジャー銘々の鼓動が脈打ち、士気が高まって、その闘争心を開放する瞬間を待つ、のを私は感じる。
さぁ開店だ。各馬一斉にスタート。入口ゲートを過ぎ、ひとつの集団が2階衣類コーナーにまっしぐら!
こちらも子供1人を抱え、もう1人の手を引っ張り、とりあえず後に続こう。
カミさんも子供を連れて、ついて来てることだろう。
あった8割引の特設コーナーだ。・・・あれ、雑貨系だけかな?でも安いからとりあえず何か買おう。「そんなの買ってどうするの!」という声は無視。
その後は、必要な子供服や衣類を3〜5割引で購入。
そうして引きずり回された子供が、ゲームコーナーで遊ぶとダダこね始めた。仕方がないので、連れて行き遊ばせた。
それでは食料品を買って帰ろうか、と1階に降りかけると、反対側で黒だかりの集団があるではないか。しまった、場所を間違えたあぁぁ・・・。
そこは婦人・子供服など衣類を中心に8割引きだったのだが、レジの行列も長く、カミさんがとっくに戦意を喪失してて、空しくその場を離れる。
1階に降りて、食料品のコーナーに行く途中、また人だかりが見えた。
ちょっとのぞいて見ると、紳士服ブランドの8割引だ!
気づいた時は、握っていた子供の手を全部カミさんに渡し、そのまま人波にダイビングしていた。
さて帰りの車中で、「疲れた疲れた」というカミさんと寝始めた子供たちに、もう一軒いくぞ!とは言えなかったなぁ、さすがに。
次の日どうしても気になり、空港近くの寿屋に行ってみた。
ここは結構な大型店で、屋上パーキングからは、空港の眺めが良い。
そしてオープンして1年たってないのだが、閉店が既に決まってもいた・・・。
店内に入ると陳列棚はものの見事にガランと無く、わずかな売れ残りの商品のみの有様。何も無い空間の方が広く、異様な光景だ。
食料品の鮮魚コーナーには、刺身などを入れる販売するプラスチック製トレーなどもまとめて売っていた。ディスプレー用の籠にも値札が付いている。
それでもそれら商品を手に、かすみが見えんばかりの長〜い行列がレジまで続く。
ホントに売りつくしだな、と感慨にひたった。 |
|
|